アンフーン・グエン& トゥ・グエンご夫妻 プロフィール
Anh-Huong Nguyen and Thu Nguyen(アンフーン&トゥー)
ティク・ナット・ハン師の最初の弟子たちの一人で、1992 年にダルマ・ティーチャー(プラム ヴィレッ ジ公認の瞑想講師)となられました。バージニア州のフェアファックス・マインドフルネス・プラクティス・センターを拠点に、マインドフルネスのリトリートのほか、日々の瞑想のセッション、 クラス、マインドフルな生き方ついてのワークショップを 20 年以上主宰されています。
詳しくはおふたりのウェブサイトをご覧ください。
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平和は、私たちのこの一歩の歩みから
アン・フーン&トゥ
堆肥が花を咲かせることを忘れないで下さい。
私たちの心の中には、愛と理解はもちろん、
怒り、悲しみ、苦痛も存在します。
庭園を喩えとして考えてみましょう。
花が枯れれば、花びらは堆肥となります。
そして、その堆肥の上に、美しい花がまた新しく咲くのです。
あたなの怒りは、あなたの堆肥であり、あなたの花なのです。
それは悲しみ、懐疑、妬み、拒絶の心でもあり、
また、理解、愛、赦しでもあるのです。
怒りを抱擁して変化させられる人は、苦痛を幸福と智慧に変えることができるのです。
~ティクナットハン~『抱擁』より
私たちが暮らす現代社会は、じつに多くの問題やストレスを抱えこんでいます。
個人が抱える心の痛み、
身近な人間関係の葛藤、
教育、社会、経済、政治の分野に至るまで…
瞑想の目的とは、人生を避けることなのではなく、今この瞬間に幸せに生きる能力を育むことです。
私たちの多くはあまりにも痛みや悲しみをたくさん抱え、そのために生きていることを楽しむのが難しくなっています。
しかし人生はまた、雨、太陽の光、花々、星、赤ちゃんの目のように、たくさんの感嘆にも満ちています。
マインドフルネスデーでは、シンプルで平和な生活を楽しみながら、内なる成長を育む場です。
怒り、嫉妬、不安、絶望といった心の痛み、ネガティブな種を、
マインドフルネス(気づき)のエネルギーで優しく抱擁し、理解、思いやりに変容させる術を学ぶ場です。
私たちは、「マインドフルネス」の学びを通して、日常生活で当たり前と思っているものの中に、自分を豊かにしている多くのことに気がつくようになります。
私たちは一歩踏み出すごとに、涼しい風を創りだし、心を穏やかにし、内なる平和、喜び、連帯感に深く触れることを可能にしてくれます。
それが自分の身体と心をよみがえらせ、癒しの手助けをするのです。
~アン・フーン&トゥ~